T.W.
システム開発(ネットワーククラウド事業その他事業)
[2022年度中途入社]
前職では、コンシューマ向けサービスのバックエンド開発管理に従事し見積作成・設計・仕様調整などを行う。2023年からBBIXででシステム開発エンジニアとしてネットワーククラウド型サービスOpen Connectivity eXchange (OCX)の開発に携わっている。
※2025年11月時点の内容です。
ネットワーク業界未経験からの挑戦
これまでのシステム開発エンジニアとしてのキャリアは、主にWebサービス事業に携わってきました。
システム開発エンジニアの新しい領域に挑戦したいという思いから、前職の同僚から誘われたことをきっかけに、ネットワーク業界への転職を考え始めました。
その中で、インターネットの根幹を支えるIX(インターネットエクスチェンジ)事業を展開しているBBIXに惹かれました。
子供の頃からPCに親しみ、インターネットが身近な環境で育ったこともあり、「インターネットがどのようにしてビジネスとして成り立っているのか」という仕組みに関心を持つようになりました。
システム開発エンジニアとしての経験はありましたが、ネットワーク領域は未経験であり、OCXの開発に使用されているGo言語にも触れたことがありませんでした。
それでも「新しいことに挑戦したい」という気持ちが強く、面接では「有給消化中にGo言語の勉強を進めます」と宣言し、その意欲が評価されて内定をいただくことができました。
実際に有給消化中は、Go言語の書籍を読み込み、手を動かしながら学習しました。これまで他のプログラミング言語を扱ってきた経験もあり、スムーズに習得できたと感じています。
入社後に聞いた話ですが、ネットワークやGo言語の実務経験がなかったにもかかわらず採用された理由は、私の「話せるエンジニア」としてのコミュニケーション能力が評価されたからだそうです。
当時、BBIXの主要サービスであるOCXがちょうどリリースされたばかりで、サービスの立ち上げ期にありました。そのため、社内外と円滑にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを推進できるエンジニアが求められていたとのことです。
「話せるエンジニア」としてOCX開発の最前線へ
入社以来、OCXのバックエンド開発を担当しています。
中でも、「Internet Gateway」というOCXのリソースの一つに関する開発では、初めて仕様策定からリリースまでを一貫して担当しました。
プロジェクトに参画した時点で、ベースとなる技術は既に完成していましたが、それをサービスとして定義し、形にしていく工程を任されたのは、「OCXの仕組みや技術全体への理解を深めてほしい」というチームの意図があってのことでした。
ネットワーク分野は未経験でのスタートでしたので、当初は戸惑いの連続でした。
ネットワークエンジニアの仕事は、IT職種の中でも非常に専門性が高く、特にベンダーごとに異なるコマンド体系や仕様には苦労しました。
たとえば、プログラミング言語には一定の規則性がありますが、ネットワーク機器のコマンドはまるで日本語の中でさまざまな方言を使い分けるような感覚で、習得には時間を要しました。
また、Webエンジニアとして使っていた「Interface」のような単語が、ネットワークでは全く別の意味で使われていたり、「ルータがこのプロトコルを“しゃべる”」といった独特の表現にも、最初は戸惑いました。
それでも、新しい領域に挑戦したいという思いを原動力に、日々の業務や学習を積み重ね、今ではネットワーク分野の専門用語や言い回しにも慣れ、企画担当者や他のエンジニアともスムーズにコミュニケーションを取りながら業務を進められるようになりました。
社内文化醸成にも貢献
OCX開発に加えて、BBIX社員が「BBIXらしいサービス」を提供できるよう、「BBIXらしい文化」を社内に浸透させる活動にも参加しています。
この活動は、社長から全社に向けてプロジェクトメンバーの募集があったことがきっかけでした。
私は、自身の視野を広げたいという思いや、社員のために何か貢献したいという気持ちから手を挙げ、参加を決めました。
活動の中では、BBIX社員に求められる資質について改めて言語化する取り組みを行いましたが、その中に「多様な価値観を認め合う」という文言を盛り込むことができたのは、特に満足している点です。
業務を通じて関わる人々にはそれぞれ異なるバックグラウンドがあり、そうした背景から生まれる意見や発言を否定せず、受け止めながら仕事に取り組むことが重要だと常々感じていたため、その考えを明文化し社内に共有できたことを嬉しく思っています。
今後は、社内環境のさらなる改善や、社員が抱える課題の解決を支援する活動にも、積極的に取り組んでいきたいと考えています。
BBIXの魅力 ーー 挑戦を後押しする風土とオープンなコミュニケーション
BBIXの魅力は、大きく3つあると感じています。
1つ目は、「挑戦を後押ししてくれる」環境です。
エンジニアであっても、「展示イベントに参加したい」と希望すれば実際に参加させてもらえるなど、挑戦したいという意志を尊重し、積極的にチャンスを与えてくれる会社です。
「前例がないから」という理由で止められた経験は一度もなく、たとえうまくいかなくても、やり直せば良いという風土があります。
創業から20年を迎えた会社でありながら、常に新しい事業に取り組み、挑戦を続けている姿勢からも、その文化が根付いていることを実感しています。
ネットワークやGo言語の経験がなかった私を採用してくれたのも、「挑戦する気持ち」を評価していただけたからだと受け止めており、今後も積極的に手を挙げ、さまざまなことに挑戦していきたいと考えています。
2つ目は、「社員間のコミュニケーションが取りやすい」点です。
エンジニアは特に在宅勤務が中心で、私自身も数か月に一度程度の出社ですが、Slackを最大限に活用しており、日々のやり取りは非常にスムーズかつ活発です。
物理的な距離に関係なく、意見や情報を気軽に共有できる環境が整っていると感じます。
3つ目は、「社長との距離の近さ」です。
社長はおそらく社員一人ひとりの顔と名前を把握してくださっており、業務や社内の状況にも関心を持って接してくださっています。
意見や提案があるときには、上司を通すことなく、必要に応じて社長に直接伝えることができる風通しの良い環境です。
もちろん、業務上の節度やタイミングへの配慮は必要ですが、そうした前提のもとで、トップと率直な意見交換ができる機会があることは、BBIXならではの大きな魅力だと感じています。
ある一日の過ごし方
| 9:00 | 始業 フレックスタイム制ですが、ルーティンを崩したくないため、基本的には9時始業で固定しています。 |
| 9:00 〜 9:30 | メール・Slack・その日の予定などをチェック |
| 9:30 〜 12:00 | 開発業務 設計・プログラミング・資料作成などを、基本的には一人でPCに向かって作業しています。作業中に、好きな音楽を聴きながら進めることもあります。Slackの個人チャンネルでつぶやきながら壁打ちしたり、わからないところがあれば同僚に相談したりしながら進めています。 |
| 12:00 〜 13:00 | 昼休み |
| 13:00 〜 13:30 | 会議の事前準備 |
| 13:30 〜 15:00 | 開発業務 |
| 15:00 〜 16:00 | 会議 OCXの開発に関わる10〜15人が参加するチーム会議です。司会と書記を持ち回りで担当します。 設計の悩みや企画部門から受けた要望などについてこの場で共有し、相談します。 |
| 16:00 〜 17:45 | 開発業務 |
| 17:45 | 退勤 定時退勤を心がけており、残業する場合でも1時間から1時間半程度に留めるようにしています。 |
応募を検討中の方へのメッセージ
BBIXは創業20周年を迎えた会社ですが、OCXのような新しい事業にも積極的に取り組んでおり、現状に満足することなく、常に新しいことや面白いことを追求する姿勢があります。
会社全体として「挑戦」を大切にしていると日々感じています。
積極的に挑戦したい方にとっては、まさにぴったりの環境です!
私自身、ネットワークの経験がない状態で入社しましたが、BBIXの事業に対する興味と熱意を評価していただき、今ではさまざまなことに挑戦させてもらっています。
もし少しでも興味をお持ちであれば、まずは「書類を出してみる」という一歩から挑戦してみませんか?

