プレスリリース
2010/2/23
ソフトバンクグループによるIPv6インターネットサービスの提供について
2010年2月23日
BBIX株式会社
ソフトバンクBB株式会社
ソフトバンクグループによるIPv6インターネットサービスの提供について
~「IPv6 for Everybody!」構想の実現へ、BBIXがIPv6ローミング事業を開始~
ソフトバンクグループでインターネットエクスチェンジ事業(IX事業)を行うBBIX株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:真藤 豊、以下 BBIX)とブロードバンドサービスを提供するソフトバンクBB 株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:孫 正義、以下 ソフトバンクBB)は、インターネットサービスを利用するすべてのお客さまを対象に、IPv6※1 によるインターネットアクセスを実現する「IPv6 for Everybody!」構想を掲げ、次世代インターネットプロトコルであるIPv6への移行を推進します。
現行のインターネット標準プロトコルであるIPv4は近い将来そのアドレスの枯渇が懸念されておりますが、IPv4と比較してアドレス数や機能が飛躍的に拡張されているIPv6への移行は、インターネットサービスのさらなる普及・発展のために必要不可欠な対応となります。
ソフトバンクグループによる「IPv6 for Everybody!」構想は、現状のIPv4が抱える課題を解決し、インターネットサービスのさらなる普及発展のため、すべてのお客さまにIPv6インターネットサービスを提供するというものです。
本構想の実現のため、BBIXはすべてのISPによるIPv6への移行促進に寄与することを目的として、ISP向けIPv6ローミングサービスを提供します。本ローミングサービスは、ネイティブ方式および6rd※2 技術を用いることにより、様々なインフラ上でのIPv6インターネットサービスをすべてのISPに提供します。
「IPv6 for Everybody!」構想の第1弾として、ソフトバンクBBはBBIXのIPv6ローミングサービスを活用し、2010年4月より「Yahoo!BB光withフレッツ」「Yahoo!BB光フレッツコース」をご利用のお客さま向けに6rd技術によるIPv6インターネットサービスの提供を無料で順次開始します。お客さまはソフトバンクBBの光BBユニットで簡単なIPv6利用設定を行うだけで、インターネット上でのIPv4 / IPv6切り替えを意識することなくIPv6サービスをご利用いただけます。6rd技術によるIPv6インターネットサービスの提供は日本のISPでは初となります。またソフトバンクBBでは同技術を用いた「Yahoo!BB ADSL」サービスでのIPv6インターネットサービスの提供も予定しています。
今後BBIXでは、6rd技術を用いたソフトバンクグループ以外のISPへのローミングサービス提供を2010年度中に、また、ネイティブ方式によるすべてのISPへのローミングサービス提供を2011年度内に順次実施していく予定です。
BBIXとソフトバンクBBは、IPv6ローミングサービスを活用したサービスの提供を通じ、今後も引き続きより優良なインターネット環境を提供してまいります。
<「IPv6 for Everybody!」構想イメージ図>
※1 Internet Protocol version 6の略。現行の「IPv4」をベースにした次世代インターネットプロトコルで、アドレス空間の増大・セキュリティ機能の追加などを行う。
※2 IPv6 rapid deploymentの略。IPv6アドレスの自動割り当ても含む、IPv6 over IPv4トンネル方式でのインターネットサービス提供技術。
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