IPv6ネットワーク実験

フォールバック実験レポート

1.はじめに

2011年6月8日に実施されたWorld IPv6 Dayを受けてIPv6を恒久的に対応する イベントが、2012年6月6日よりWorld IPv6 Launchとして実施されます。 しかしIPv6に関する日本特有の問題として、Bフレッツ及びフレッツ光ネクストをアクセス回線として利用するインターネット利用者において、フォールバックに起因する通信遅延が発生する問題(フォールバック問題※1)があります。 この問題の根本解決策は、インターネット利用者がIPv6インターネットへの接続性を 持つことだと言われています。

今回、株式会社ミクシィ様、株式会社データホテル様及びBBIX株式会社の3社でWEB通信(HTTP通信)においてフレッツ光ネクストを利用するインターネット回線においてフォールバック問題によりどの程度通信遅延が発生しているのか、IPv4 PPPoE回線(IPv4インターネット接続のみ)とIPv6 IPoE回線(IPv4及びIPv6インターネット接続あり)を使い計測試験を行いました。

2.測定方法

東京23区内に試験回線(※2)を用意し、WEBサイト(※3)へのHTTP通信をキャプチャーし、フォールバック問題の発生有無による通信時間差を計測しました。

試験環境

  • ※2:試験回線
    • ・IPv4 PPPoE回線:フレッツ光ネクスト回線(NGN)+IPv4 PPPoE
    • ・IPv6 IPoE回線:フレッツ光ネクスト回線(NGN)+IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6
  • ※3:WEBサイト
  • 計測WEBサイトの選択条件
    • ・IPv4,v6のデュアルスタックであること
    • ・当該WEBページ閲覧する際にAAAA登録されたドメインが、1個であること
    • ・WEBサイト~試験端末間における通信時間にIPv4とIPv6で差がないこと

3.測定方法

計測の結果、IPv6 IPoE回線の方がおおよそフォールバックに要する時間分IPv4 PPPoE回線より早くWEB表示されることを確認しました。 下記一覧は、今回計測した結果の一部です。
なお今回取得した全ての計測結果は、IPv6ネットワーク実験参加各社と共有し、今後の各社のIPv6サービス展開に役立たせて頂きます。

OS ブラウザ IPv4 PPPoE
WEB表示時間
( [1] )
IPv6 IPoE
WEB表示時間
( [2] )
WEB表示
時間差
( [1] - [2] )
[1] において
フォールバック
に要した時間
Windows7 IE9 2.01秒 0.82秒 1.19秒 1.03秒
Firefox10 1.77秒 1.32秒 0.45秒 0.25秒
Chrome17 1.38秒 1.24秒 0.14秒 0.30秒
MacOS10.7.3 Safari5 1.30秒 1.22秒 0.08秒 0.01秒
Firefox10 1.53秒 1.53秒 0.00秒 0.01秒
Chrome17 1.16秒 1.12秒 0.04秒 0.01秒
  • ※ 今回の計測は、ネットワークが全て正常な状態で実施しています。
  • ※ 地域やネットワーク環境によっては、今回の試験値と異なる結果が出る場合もあります。

4.付録

Windows7 + IE9

Windows7 + Firefox10 , Chrome17

MacOS + Safari5 , Firefox10 , Chrome17

5.商標表示に関して

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  • 本記事に記載されているシステム名、製品名等には、必ずしも商標表記®を付記していません。

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